移住先を探していく中でいろいろな自治体の情報を知っていきます。
もちろん、移住者向けの制度や市民、町民向けの支援制度だけで
移住先を選ぶわけではありません。
しかし、移住先を探すきっかけになると思います。
そこで、今回は広島県にある安芸高田市について紹介していきます。
広島県安芸高田市の特徴
広島県安芸高田市の面積は537.75㎢あり、8割を森林が占めています。
また、日本海へそそぐ水系と瀬戸内海にそそぐ水系とにわかれています。
戸島地区には標高200mの平地に分水嶺があるのが特徴です。
広島県の中心部に位置していて北は国宝「松江城」がある島根県に接し、
南は県庁所在地の広島市と接しています。
市内にはJR芸備線が通っていて、
広島駅から約1時間で安芸高田市役所最寄りの吉田口駅まで行くことができます。
市の花は、春から初夏にかけて咲く紫陽花です。
平成16年に高田郡6町の合併により誕生した安芸高田市を表現しています。
人口:27,728名
世帯数:13,521世帯
65歳以上の人口:40.3%
(広島県全体で8番目の高齢化率)
移住支援について
広島駅まで1時間ほどで行くことができる安芸高田市ですが、移住支援にはどのようなものがあるのでしょうか。
移住者向け住宅補助金制度
市外より5年以上の定住を目的で市内にある建築業者等で住居を新築すると、
子育て世帯には50万円の補助金が交付されます。
また、同じの条件の方が市内の不動産会社を通して住宅を購入すると25万円の補助金が交付されます。
空き家バンク制度
空き家の利用希望者には空き家を紹介してもらえる制度が整っています。
また、空き家の情報は安芸高田市のホームページより見ることができ、
57件の空き家が受付中です(R3.08.19現在)。
庭付き戸建ての空き家に住むことができ、
中には月々8,000円〜住むことができる賃貸物件もあります。
さらに、市外から転入する子育て世代の方が空き家を購入する場合、最大25万円の補助を受けることができます。
そして空き家を改修する際に市内の施工業者を利用すると、
改修費用の1/2(限度額100万円)の補助金の制度があります。
その他の支援
転入者が多世代の親族と同居するために家のリフォームを行う時には、
多世代同居支援事業補助金という制度を利用することができます。
この制度は住宅リフォームを市内の業者で依頼するなどの条件を満たした時、
200万円以上の工事で最大100万円の補助金が受けられます。
市民向けの制度
安芸高田市では移住者向けだけでなく、市民の子育て支援や医療支援にも力を入れています。
子育て支援
市内にある建築業者などを利用して住居を新築すると、
子育て世帯には25万円の補助金が受給できる制度があります。
また、生後6ヶ月から17ヶ月の乳幼児期に家庭でこどもを保育する世帯に対して
乳幼児1人につき毎月20,000円の支給があります。
さらに、祖父母が父母の代わりに、子育てをしている場合でも同一世帯の時は給付されます。
4ヶ月児相談会では希望するとベビーマッサージを受けられます。
また、保育所や認定こども園の主食(ごはんなど)副食(おかずなど)についての費用は
市が補助をするため保護者の負担はありません。
さらに予防接種のスケジュール管理や成長の記録をグラフ化してくれる「子育てアプリあきたか」も無料で使うことができます。
医療支援
0歳から18歳までを対象に乳幼児医療費助成制度が用意されています。
乳幼児医療費助成制度の最大のメリットは本人が負担する医療費が1日500円までというところです。
さらに、薬局では医療費の本人負担がありません。
そして、受給者証安芸高田市内だけでなく、広島県内全域で使用することができ、
県外の病院を受診した場合でも、支払った医療費が返ってくるという充実した医療支援となっています。
まとめ
広島県安芸高田市の特徴や移住希望者への支援、市民向けの制度について紹介してきました。
広島県のほぼ中央に位置しており、広島市内への移動は約1時間で自然豊かな環境が広がります。
市と子育て世帯との関わりも深く、中学校3年生までは医療費の助成を受けることができます。