今回は検討候補にあった高知県の黒潮町についての紹介です。
移住するギリギリまで検討していましたが、空き家バンクの利用登録に面談が必要ということで、なくなく却下することに・・・。
面談、空き家の見学など意外と多額の交通費がかかってしまいますからね。
高知県黒潮町について
高知県黒潮町大方地域では早くから施設園芸や草花、水田での稲作を中心に栽培が行われ、農業が盛んです。
また佐賀地域では名物土佐カツオの一本釣り漁業が盛んで、近年は完全天日塩も代表的な特産物です。
農業では、シメジやシイタケなどの栽培が行われています。南国特有の温暖で年間平均気温17度、降雨量2800mm前後と降水量の多い地域です。
人口:10,707人
世帯数:5,450世帯
※R3.8.31現在
移住支援について
移住者向け補助金制度
県外からのUターン者に対して引越費用を負担するという支援制度があります。
補助金額は補助対象経費の1/2、補助金額の上限額は50,000円です。
さらに、黒潮町では町内の雇用促進を図るため平成18年5月25日から無料職業紹介所を常設しています。
無料職業紹介所では、黒潮町在住者および黒潮町での居住を希望する方を対象に雇用関係成立支援・斡旋を行っているのが特徴です。
空き家バンク制度
黒潮町では「黒潮町移住者住宅支援協議会」を開設し、移住希望者に空き家情報を提供しています。
黒潮町へ空き家バンクを利用して移住を検討している場合は事前に自治体へ連絡しておくことをおすすめします。
黒潮町の空き家バンクは物件数が少ないため、定住を目的とされる方への紹介が中心となっています。
さらに、登録には協議会が登録申込者と直接面接を行った上で可否を決定するため、実際の見学までには時間がかかってしまいます。
また、「高知家で暮らす。」(高知UIターンサポートメディア)では、県内の仕事情報が掲載してあります。
黒潮町や近隣市町村の求人ばかりでなく、地域おこし協力隊のページや起業支援のページなども充実しています。
そして、地域密着型の仕事内容も豊富なので、求人サイトや職業紹介所だけでなく、高知UIターンサポートメディアを利用することをおすすめします。
担い手支援事業
町内で農業をはじめ、自活を目指す方を対象にした支援・研修制度です。
研修を終えた後、農家としての新生活をはじめていき、地域の担い手へとなっていくのです。
見学可の農家さんも多いため、就農を決断できない場合は、まずはお試しからはじめてみるのも良いでしょう。
町民向けの制度
子育て支援
出生祝金
新生児1人につき20,000円がお祝い金として支給されます。
※出生届出同日に申請可能
出産育児一時金
国民健康保険加入者の場合で出産費用を病院に支払った後に申請すると、出生児1人につき42万円が世帯主に支払われます。
※手続きの際、黒潮町の証明などが必要
在宅子育て応援補助金
黒潮町では平成29年度より保育所などを利用せずに子育てに取り組む家庭を対象にした支援制度が作られました。
町の未来を担う子どもたちの家族や地域の中での成長を応援する補助金制度となっており、黒潮町が力を入れている支援制度の1つです。
補助対象者
・3歳未満の子どもを子育て中の方々のうち、保育施設等を利用せずに子育てに取り組んでいる方
・取り組むことを希望しており、町内に居住し、町内に住所を有する方
補助金の額
第1子および第2子の子ども:月額 20,000円
第3子以降の子ども:月額 30,000円
創業支援事業
創業支援事業とは創業を志す方や創業後間もない方を対象に支援事業の1つです。
創業支援事業は平成30年12月に国の認可を受けたプログラムとなっており、黒潮町で新たな事業を始める方のサポートを行っています。
医療支援
黒潮町特定不妊治療費補助金という非常にユニークな支援があります。
人口増加対策の一環として、平成29年度より妊娠および出産を望む夫婦を支援する補助金制度を開始しました。
まとめ
高知県黒瀬町は豊かな自然と雄大な海に面した土地が特徴です。
高齢化や人口減少に伴い、子ども支援のプログラムが充実しています。
さらに、教育面については町内に非営利の塾があるのも特徴です。
また、農業で独り立ちできる研修を受けられるばかりか、一般企業等への紹介制度も充実しています。