高知県四万十町は「田舎暮らしの本」の中で町ランキングにおける
若者世代が選ぶ移住先としてトップ3位にランクインしている人気の移住先です。
今回は高知県四万十町の特徴について見ていきます。
四万十町の特徴
高知県四万十町、日本最後の清流、「四万十川」が有名な高知県の町です。
高知県の西南に位置し、愛媛県にも隣接しており、ショウガの栽培、シイラ漁業が盛んな地域です。
また、自然豊かなのどかな風景に憧れて移住してくる方が多くいらっしゃいます。
人口:16,232人
世帯数:8,282世帯
※R3.07現在
移住支援について
「しあわせしまんとせいかつ」という移住定住ポータサイトでは四万十町の特徴やおすすめスポット、仕事と住宅情報などが随時更新されています。
それでは、詳しい移住者支援について見ていきましょう。
四万十町若者定住促進支援、住宅取得補助金制度
四万十町若年定住促進支援、住宅取得補助金制度では最大100万円まで補助されます。
10年以上継続して居住する意思のある方、申請者またはその配偶者が40歳以下の方という条件はありますが、他の自治体と比較しても補助金額が高い制度となります。
移住者向け家賃補助制度
家賃補助として最大18万円(月最大15,000円×12ヶ月)受けとることができる制度です。
転入日から6ヶ月以内の9月または3月に手続きが必要となっています。
また、世帯全員が住民票を四万十町に移さなければなりません。
その他、民間の賃貸住宅であることが条件とされています。
家賃は毎月の支出の中でも負担が大きくなるため、家賃補助があるのは魅力的ですね。
空き家バンク制度
四万十町の公式HPでは空き家情報が随時更新されて掲載されています。
21年8月現在では賃貸物件が5件、売買物件が9件掲載されています。
それぞれの物件の詳細も掲載されているため、気になる方はぜひチェックしてみてください。
スポンサーリンク
お試し滞在施設
いきなり移住するのには勇気がいる、そんな方におすすめなのが「お試し滞在施設」です。
家賃は1ヶ月1万円~2万円程度で、1か月~最長半年まで滞在することができます。
さらに、基本的な家具家電がついているというありがたい内容。
希望者は町ホームページから空き状況を確認して「仮予約」することができます。
2LDKのアパートタイプから平屋や2階建ての一軒家など選択肢の幅が広いのも嬉しいポイントです。
移住支援住宅
移住支援住宅長期間じっくりと住んでみたい、そんな移住者におすすめ住宅です。
1ヶ月2万~4万円の賃料でおしゃれな雰囲気の家に住むことができます。
ただし、非常に人気が高く、常に満室の状態です。
気になる方は随時、ホームページなどをチェックしておくことをおすすめします。
中間管理住宅
中間管理住宅は2年更新で最大12年契約ができる住宅です。
中間管理住宅の最大の魅力は長期間の契約ができ、しっかりと四万十町での暮らしを味わうことができるところにあります。
こちらも大変人気が高いため、こまめにホームページなどで確認する必要があります。
地域おこし協力隊員募集
3大都市圏等からの移住者を対象に地域おこし協力隊員を募集しています。
住民票を異動することができる方、要自動車免許、PCの操作ができる方など多少の条件はありますが、地方公務員として3年間勤務できる制度です。
初年度月収166,000円と地方で暮らすなら申し分ない給与体系。
四万十町にどっぷり関わりたいと考えている移住希望の方には最適です。
新規就農支援制度
四万十町で農業がしたい、そんな方に向けての支援制度、農業のイロハから生活そのものが成り立つのかなどの様々な疑問を解消します。
特徴的なのが、カリキュラムが豊富であり、年齢制限が65歳までのものもあり決して狭き門ではないというところ。
助成額が最大180万円/1年、一例としては「専業農家育成研修」や「兼業農家育成研修」など、希望に応じたカリキュラムが組まれています。
町民向けの制度
町民を対象に様々な助成金、サポート体制が整っています。
空き家活用事業補助金制度
空き家をリフォームしたい人向けの補助金制度、最大で1,824,000円まで補助が出ます。
もちろんこの空き家を四万十町の空き家台帳に登録して移住希望の方に住んでもらうこともできます。
四万十町家族支えあい住居支援住宅取得・改修補助金制度
おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に暮らそう、そんなご家族には嬉しい制度です。
リフォーム費用を最大100万円助成してくれます。
「高知で恋しよ!!マッチング」入会登録料8割補助制度
移住支援だけでなく、結婚へのサポートも行っています。
現在1,000名を超える登録者数を誇るマッチングサイトの入会費10,000円の8割分を補助してくれるという制度。
子育て支援
四万十町には保育所が10件、認定こども園が1軒あります。
令和2年10月に「楓」という四万十子育て世代包括支援センターを開設されました。
子育て世代包括支援センターでは専門職の保健師等が子育てに関する情報提供、相談への対応を行ってくれます。
さらに、子育て家庭ショートステイ制度という一時的に児童の養育が困難になった際に利用できる施設があります。
また、5万円までの不妊治療助成事業や妊婦の健康診断の通院費に対しての補助制度があります。
医療支援
四万十町には病院が9件、小児科もあります。
しまんと健康ステーションがあり、健康相談や運動を通じて「生涯現役」を目指すことができます。
また、中学校修了前までのこどもに関しては医療費、療育費の助成を受けることが可能です。
さらに、腎臓機能の病気に特化して通院費を助成してくれる制度もあります。
まとめ
四万十町は「住居」に関する助成制度が充実しています。
医療支援や子育て支援、就農支援など幅広く支援制度を用意しているのが特徴です。
また、若者世代が選ぶ移住先ランキングではトップ3位にランクインしており
人気の移住先となっています。