エリアを絞って移住候補地を検討していきましたが、
今回は希望のエリア以外で魅力を感じた移住候補地を紹介させていただきます。
長野県にある麻績村という村です。
長野県麻績村の特徴
長野県麻績村は長野県の中部に位置する人口約2,700人、世帯数1,105世帯の村です。
聖湖や聖高原を中心とした豊かな自然に恵まれたこの村はレジャーや観光などで人気があります。
生活については、村内の主要施設や生活に必要なお店はほとんどが半径1km以内に集まっており、利便性の高さが特徴です。
また、長野市や千曲市に隣接しており、市街地への通勤も可能です。
長野自動車道の麻績インターチェンジやJR聖高原駅も近く、東京や名古屋へはそれぞれ車で3時間ほどと、遠方へのおでかけにも便利なロケーションです。
人口:2,559人
世帯数:1,105世帯
※R3.09.01現在
移住支援について
麻績村は移住を検討されている方向けに、暮らしについてのガイドブックや先輩移住者のインタビュー映像・記事を作成して公開するなど、移住者の受け入れに積極的です。
制度としては、住宅支援制度や空き家バンク制度などを導入し、移住に向けた積極的なサポートを実施しています。
移住者向け住宅支援制度
平成23年度より若者定住促進住宅を導入しています。
移住希望の若者向けに2台分の駐車場と物置が付いた3LDKの新築物件を貸し出しています。
近くにはーパー、公共施設などがあり、アクセスが良いエリアに新築された物件です。
家賃は世帯所得によって変わりますが、24,000円〜80,000円となり、いわゆる都会の同等のスペックの物件と比較すると賃料がやすいのが特徴です。
詳細な入居資格は対象の住宅により異なる場合がありますが、基本的に世帯主が満45歳以下、または中学生以下のお子様を扶養としている方向けの住宅となります。
もちろん、物件数に限りがあるため、応募者数が多い場合は抽選となってしまいます。(抽選なのか自治体による選定なのか・・・。)
空き家バンク制度
麻績村では若者世代向けの新築住宅以外にも空き家バンク制度も導入しています。
土地・物件の所有者と希望者は、それぞれ指定の様式に必要事項を記入し、麻績村役場村づくり推進課へお申し込みの上、利用することが可能です。
移住検討に向けた制度
麻績村への移住を検討している方向けに体験型の制度も設けています。
・暮らし案内ツアー
暮らし案内ツアーは生活圏を中心に自由に設定した見学場所を回ることのできる制度です。
年中随時受付しており、2~3時間ほどで村内を見学したり、先輩移住者への質問や学校の見学をしたりすることが可能です。
・移住お試し住宅
空き家をリフォームした日当たりと景色の良い移住お試し住宅に宿泊することもできます。
一泊2,000円で最大30日まで利用可能です。
近くにテレワーク可能な施設もあり、リモートワークを兼ねた移住体験をすることができます。
村民向けの制度
実際に麻績村に移住した場合、手厚い子育て支援や医療支援の体制が整っています。
特に、少子高齢化が進む当村では子育て世帯に嬉しい制度が多く用意されています。
子育て支援
子育て支援の一環として、子どもへの支援金制度があります。
・出産祝い金
第一子、第二子の場合、一人当たり50,000円
第三子以降の場合、一人当たり100,000円
・育児支援金
1歳から3歳までの誕生日に支給されます。
第一子の場合、一人当たり10,000円
第二子の場合、一人当たり50,000円
第三子以降の場合、一人当たり100,000円
また、麻績保育園では3歳児以上の子どもの保育料は無料となっています。
その他に土曜保育や時間延長保育等、保護者が急な用事や仕事でも子どもを預けることが可能です。
さらに、子育てに関する相談を受けて専門機関と連携を取りながら支援をする子育て支援コーディネーターの設置などが進められています。
その他、小学校に隣接する施設で放課後の児童を預かる放課後児童クラブなど、子育てを支援する制度が多く設けられています。
医療支援
18歳までの子どもや重度心身障がい者の方へ、医療費の助成があります。
また、住民向けに健康診断や予防接種、健康相談などが用意されているのも特徴です。
赤ちゃん向けの検診もあり、同時に育児指導や悩み相談を受けることもできます。
まとめ
近年、地方への移住を検討している方も増えてきていますが、麻績村はそのような移住希望者の受け入れを積極的に行い、特に子育て世代への支援が厚いのが特徴です
また、長野県内の主要エリアに通勤しながら、田舎暮らしを実現することもできる立地なので、そのような移住生活を希望されている方にはおすすめの移住先です。